ポイント柄の帯って、柄を出すのが難しいですよね。
- 「中途半端な位置に柄が出てきてしまう・・・」
- 「前の柄に合わせて巻くと、後ろの柄が出なくなる・・・」
といった経験はございませんか?
すなお
「帯の柄が出ない!」というお悩みは、着付け教室やSNSでもよくいただきます。
いい方法がありますよ💕
先に、帯枕を乗せるところからスタートする方法です☝️急いで記事にしますので、楽しみにしててください!
絶対喜んでいただけるはず! #peing #質問箱 https://t.co/K0JWZfXaPg— すなお👘@育児しながら着付け教室 (@kimonosunao) 2019年1月2日
この記事では、こちらのツイートへのご回答として、お太鼓の前後の柄を確実に合わせる帯の締めかたをご紹介します。
従来の結び方とは全く違う手法です!
前の帯は一巻きしかしないのですが・・・経験上絶対にバレません(笑)
- お太鼓柄が合わなくて困っている人
- お太鼓結びが苦手な人
- ふくよかな人
- 帯を出来るだけ簡単に締めたい人
- ポイント柄の帯を持っている人
動画でチェックする
用意するもの
- 名古屋帯
- 帯枕と帯揚げ(最初から被せておくと簡単)
- クリップ×2(洗濯バサミでもok)
- 仮紐×2
- 帯締め
今回使用する帯は、前柄の中心からお太鼓柄の始まりまでが65cmの、かなり結びにくい帯です!
通常は90cm位です。
帯枕でお太鼓の上線をきめる
帯を締めるときは手先から巻いていくのが一般的ですが、今回は違います!
先に、お太鼓の上線をきめちゃうんです。
まず始めに、帯と帯枕を持ってください。
帯枕には、事前に帯揚げをかぶせておくと便利です。
(今回はわかりやすいように、帯揚げは省略しています。)
そして、背中の柄を意識して、帯枕を当ててください。
お太鼓の上線(写真右の点線部分)部分を山折りにして、中に帯枕を入れましょう。
帯で帯枕を挟んで、帯の端までしっかり布目を通しましょう。
帯枕ごと、帯をしっかり持って、背中に回します。
写真のように、紐(と帯揚げ)を持って、ぐいっと上げれば、帯が高い位置につきますよ。
これで、お太鼓の上線が決まりました。
この方法なら、ご覧のとおり、背中の柄は百発百中で出ます!
名古屋帯の前の柄を合わせる
背中の柄の位置が決まったら、次に前の柄を合わせていきましょう。
わかりやすいように帯を上げると、こんな状態になっています。
これを胴体に巻いていきますよ~♪
背中がボコボコしないように、根元をある程度整えてください。
前の柄を好みの位置に合わせたら、背中で帯を引き締めましょう。
帯は下を持つのがポイントです。
右手は、帯の1巻目の折り目に引っ掛けているだけ。
※クリップは2つ使うので、クリップ①とクリップ②と呼び方を変えています。
クリップは、洗濯バサミでも代用可です!
次に、手先が出ている方とは反対側で、帯の余りを処理していきます。
クリップ①の位置は変えずに、挟み直してください。
1巻目と2巻目に加えて、新たに3枚目が重なっていますので、この3枚をしっかり挟んでくださいね。
※仮紐は2本使うので、仮紐①と仮紐②と呼び方を変えています。
仮紐を前で結べば、胴回りは完成!
完成まであと少しです!
お太鼓の形をつくる
あとは、一般的な結び方とほぼ同じです。
順を追ってご説明しますね。
仮紐①は役割を果たしたので、取りましょう。
お太鼓最後の仕上げ
次に、仮紐②が留めてあったスペースに手を入れて、手先を迎えに行ってあげましょう。
帯締めを前で結びましょう。
できあがり
帯締めがしっかり締まっていれば緩むこともありません!
クリップ①は付けたままでも目立ちませんが、体に当たって痛い場合は外してくださいね。
まとめ
「お気に入りのポイント柄の帯を締めたい・・・」
そんなリクエストのために、試行錯誤して考えました。
一人でも多くの方にとどきますように。
- どんなに短い帯でも上手に柄が出せる
- お太鼓結びで失敗しなくなる
- 着付けに時間がかからなくなる
- ふくよかな人でも帯が締めやすくなる
ポイント柄の帯を上手に締める方法は別にもあります。
前柄を合わせるのが苦手な方
後ろの柄を合わせるのが苦手な方は
合わせて、ご覧くださいませ♪