着物の帯結びのなかで一番スタンダードな結び方「お太鼓」。
最近では、浴衣に名古屋帯を合わせてお太鼓結びをするのも人気ですよね。
そんな便利なお太鼓ですが・・・
- 「後ろで結ぶのが難しい」
- 「手が上がらないからうまくできない」
- 「締めている途中で崩れてしまう」
といったお悩みをよく耳にします。
以前したツイート
https://twitter.com/kimonosunao/status/1034312116436496384
【誰でもキレイにお太鼓ができる裏技】
- 「お太鼓は苦手」
- 「腕がまわらない」
でも大丈夫!
仮紐を使えば簡単にできるよ
- ①枕を乗せたら帯の内側に仮紐をセット
- ②仮紐より下の帯をつまみ
- ③上げていく
- ④仮紐をくくる
これで微調整もラクラク
手先入れて帯締めするときも
落ちないから安心
https://twitter.com/kimonosunao/status/1032810696398917632
【ラクラクお太鼓!秘密のテク】
- 「枕を乗せるとき苦労する」
- 「腕があがらない」
そんな方のために仮紐を使ったテクをご紹介
- ①枕を乗せる前に、帯の外側に仮紐を結ぶ
- ②帯の内側に枕を入れて、両端の紐を持って
- ③上に上げるだけ!
上手に枕がのるよ。
ついでに、お太鼓の上線もまっすぐになるよ。
このように仮紐を使って楽にお太鼓をつくる方法をツイートしたのですが、「理解はできるけど実際やるとうまくいかない!」というお声をいただきました。
なので、この記事では画像をたくさん使って、なるべくわかりやすく丁寧に解説します。
- お太鼓が苦手な人
- 作り帯を卒業して自分で結べるようになりたい人
- 後ろで結べるようになりたい人
- 手が上がりにくくて着物を諦めていた人
- 帯を締めている途中で崩れてやり直したことがある人
もくじ
帯枕をラクにのせる方法
帯は高い位置についている方がかっこいい。
でもどうしても低くなってしまうんですよね…なんせ帯枕をのせるのが難しい。体がかたい、手が上がらない、という理由で断念する人も数多く見ています。
ただ、そんな人でも大丈夫!これからお伝えする内容を身に着ければ、カンタンに高い位置に帯枕を乗せられちゃいます。
すなお
しかも、たった3ステップ♪
①帯の外側で仮紐を結ぶ
通常のお太鼓結びで帯枕をするとき…
このようにするのが一般的ですが、帯枕をせずに、まずは仮紐を当ててください!
ポイント
- 帯の根元を広げる
- 帯幅いっぱいに開ききった部分に仮紐を当てる
- なるべく上に仮紐を当てる
- 後で取っちゃうからキツめに結ぶ
②帯の内側に帯枕を入れる
お尻のあたりで、帯の内側に帯枕を入れます。
帯枕の向きに注意してください!山が上、ペタンコの方が背中につくようにします。
③帯枕の紐を持ち上げる
帯枕の紐を持って、ヨイショっと背中にのせます。
無理して手をあげる必要がないので、びっくりするほど楽にできますよ♪
また、仮紐のメリットは実はこれだけじゃないんです!
これをご覧ください!
仮紐テクニックを使っただけで、お太鼓の上線がキレイになったのがお分りいただけると思います。
お太鼓をラクに作る方法
「お太鼓を締めているあいだに崩れてしまった…」
そんな経験ありませんか?
「急いでいるときに限ってアクシデントが重なる・・・」
嫌になっちゃいますよね( ; ; )
でも、ご安心を。今からお伝えする方法を覚えていただければ、そんな心配とは無縁になります。
①帯の内側に仮紐を入れる
お尻のあたりで、帯の内側に仮紐を入れます。
楽に手を伸ばしてください。
②仮紐と帯を一緒につまむ
③紐より下で帯をつまむ
紐のすぐ下の帯をつまんで!
内側に折りあげていきます。
④紐を手から離して帯をつまみあげる
紐はほっといて、帯をずい〜っとあげていく。
⑤上まで帯をあげる
下に落ちている仮紐が、前の帯の下線に合う位置まで帯を上げていきます。
タレのベストな長さは「人差し指」の長さです。
※背の高い人や、ふくよかな人はわざと仮紐の位置を下にずらして、お太鼓を大きくするとバランスが良くなります。
⑥仮紐を結ぶ
お太鼓を外側から押さえて、左右の仮紐をたぐりよせて前で結びます。
仮紐は、後で取っちゃいます。
できあがり♪
手先を入れるのも、ラークラク🎵
帯締めするのも、ラークラク🎵
微調整だって焦らずゆっくりできちゃいます。
まとめ
キレイなお太鼓にするのは難しい?
いいえ・・・たった1本の紐があれば、いとも簡単に美しいお太鼓ができちゃいます!
- お太鼓結びがビックリするほど簡単にできるようになる
- 自分で結べるようになるからいつでも着物でお出かけできる
- 着付けの時間を短縮できるからバタバタしない
- 手が上がりにくくても着物を楽しめる
- 焦らずゆっくりお太鼓を調整できるからキレイに作れる
お太鼓は苦手だと思っていた方、仮紐を使ったテクニックをぜひ試してみてください。
きっとあまりに簡単&キレイにできるので嬉しくなるはずです!
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