着物姿に帯は不可欠。体の中心にある帯は、とても目立ちます。
帯の位置はもちろん、その幅や、おはしょりとのバランスなど、気を付けるポイントは意外と多め。
でも、体形に合わせた帯締めをするだけで、より一層素敵な着物姿を手に入れることができます!
すなお
肩幅については▶着痩せする着付けで肩幅を狭く見せる方法を参考にしてください。
Twitterでも、「着物を着ると太って見える」というご相談をたくさんいただきます。
そこで、以前こんなツイートをしました。
https://twitter.com/kimonosunao/status/1032757118065987584
「背が高くて帯のバランスが難しい」
「粋になりたい」
そんな方には幅出しがオススメ!
前の帯幅を広くするだけで垢抜けるよ
- わざと一巻目と二巻目をずらす
- 斜めにずらすと粋な雰囲気に
このツイートでは、帯をずらして帯幅を広く見せるやり方をご紹介していますが、幅出しテクニックはこれだけじゃないんです!
この記事では、「ずらす」幅出しの2つの方法について詳しく説明しています♪
帯を折って幅だしをする方法は▶折って広げるだけ!帯の雰囲気がガラっと変わる幅だしのコツをご覧ください。
- 背が高くて、身長に占める帯の割合が少なくバランスが悪いと感じている人
- 着物を着ると太って見えるのが嫌な人
- 帯をかっこよく締めたい人
- お気に入りの着物と帯を、より素敵に着こなしたい人
もくじ
帯をずらす手順はたったの簡単2ステップ
ずらす幅だしは、こんな帯に向いています。
- 半幅帯
- 半分に縫われている帯(名古屋仕立ての名古屋帯)
①帯を一巻きする
まずはいつも通りに、帯を巻いていきましょう。
帯を胴に一巻きします。
②帯の二巻目は、一巻目より下にずらして重ねる
ここからがポイント!
二巻目は、一巻目よりも「下に」ずらして重ねます。
バランスを見ながらずらす幅を決めましょう。
たったこれだけ!
幅だしのメリット
帯の一巻目と二巻目をずらすことで、帯幅を広くみせることができます。
- 身長に占める帯の割合が増えるからバランス良くなる
- 腰が細く見える
- スラッと縦長ラインができる
- 帯が豪華に見える
- 腰回りのシワがなくなる
ずらす幅だしのやりかた2種類
ずらして帯幅を広く見せるやりかたは2種類あります。
- 並行にずらす
- 斜めにずらす
それぞれに特徴があるので個別に詳しく解説します。
幅だし①並行にずらす
帯の一巻目と二巻目を並行にずらすやりかたです。
- 帯をずらしても、遠目から見たら、ズラしていることがわからない帯のとき
(光沢が少ない、一巻目と二巻目の色柄が一緒) - きちんとした雰囲気を出したいとき
ずらす目安は2~3cmです。
幅だし②斜めにずらす
帯の一巻目と二巻目がバッテンになるように重ねるやりかたです。
- 粋な雰囲気にしたいとき
- きちんとしすぎず、抜け感を出したいとき
ずらす目安は2〜5cmです。
さりげなく幅だししたい人は小物選びがポイント
粋になるのが嫌な人や、さり気なく幅だしをしたい人にアドバイス♪
①帯揚げは帯と似た色を選ぶ
帯揚げは、帯をずらしたすぐそばにくるので、なるべく目立たない色にすることで幅だししていることをカモフラージュできます。
さらに、帯揚げの視覚効果で帯幅を広くみせられます。
②帯締めは帯と違う色を選ぶ
帯締めに目がいくように、帯とは違う色の帯締めにすると、幅だしがさりげなくできますよ。
帯の反対色や、同系色でも薄目(濃目)を選ぶと良いです!
まとめ
幅だしをマスターすれば、ワンランク上の「自分の体型を活かした着物姿」になれます♪
- 着物姿のバランスがとれて、スタイルよく見える
- 実際よりも痩せて見える
- 帯が上等に見える
- 帯の面積が増えるから、帯留などのアクセサリーが映える
- 着物姿が粋になる
- こなれた着物上級者に!
ちょっとしたコツで実現するので、ぜひやってみてください(^^)/
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