伊達衿/伊達襟(だてえり)とは?
すなお
伊達衿/伊達襟(だてえり)とは、着物を重ねて羽織っているように見せかけるための衿のことです。「重ね衿(かさねえり)」と呼ぶこともあります。
![](https://kimonoshake.jp/wp-content/uploads/2018/10/image6-1-e1540013113249.jpg)
衿をオシャレに見せるためのものです。派手な目立つ色のものが多め。
伊達襟の特徴
衿という名前ですが、伊達衿そのものは120cm×10cmくらいの長方形の布生地です笑
裏が白色の伊達衿が多いですが、リバーシブルのものもあります。
![裏地が白の伊達衿](https://kimonoshake.jp/wp-content/uploads/2018/12/103-9.jpg)
裏地が白の伊達衿
![裏地が黒の伊達衿](https://kimonoshake.jp/wp-content/uploads/2018/12/103-10.jpg)
裏地が黒の伊達衿
すなお
ちなみに伊達衿は2枚以上つけるのも綺麗ですよ♪
バチ衿と広衿(ひろえり)
衿にはバチ衿/半衿(はんえり)と広衿(ひろえり)がありますが、伊達衿にも2種類の衿があります。
その違いは、衿の太さ。重ね衿の出す幅によって使い分けます。
伊達衿の由来
成人式などの華やかな舞台では、重ね衿がメジャーなのでフォーマルな着こなし方だと思っている方も多いかもしれません。
ただ実は、遠い昔に着物は2枚以上着なければいけないという礼装のルールがある中で「2枚服を着るのが面倒くさい」と感じた人が始めたお手軽テクニックなんです。
伊達衿のおかげで、取り外しできる少ない布で衿のお洒落ができるようになり、衿のオシャレ文化が一気に加速したそうですよ。
伊達衿の付け方
コーリンベルトなどの補正器具を使って取り付けることをオススメします。
伊達衿に関する記事一覧
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