着付けの時には、必ず腰紐を結ぶと思いますが…
なんとなくやっていませんか?
実は、きちんと裾を合わせてから要領よく腰紐を結ばないと…
- 裾が床にすれてくる
- 内側の裾がはみ出ている
- 足袋が見える
など着崩れの原因になります。
Twitterで裾合わせについてのご質問をよくいただくので、以前こんなツイートをしました。
【着物の裾の合わせかたのコツ】
🙋♀️まず左裾を決める
①前幅+おくみ幅が
中心にくるのがベスト
②足の甲に触れる長さ🙋♀️左裾が決まったら
右手を右にひっぱり
たるみを取る
それから左右入れかえる③裾すぼまりにするため脚にピタッと沿わせる
④裾の先だけ上げる
⑤足の甲に触れない長さ pic.twitter.com/zToE53s8QU— すなお@育児しながら着付け教室 (@kimonosunao) 2018年10月14日
【着物の裾の合わせかたのコツ】
🙋♀️まず左裾を決める
- 前幅+おくみ幅が中心にくるのがベスト
- 足の甲に触れる長さ
🙋♀️左裾が決まったら右手を右にひっぱりたるみを取るそれから左右入れかえる- 裾すぼまりにするため脚にピタッと沿わせる
- 裾の先だけ上げる
- 足の甲に触れない長さ
裾合わせの目安についてなのですが、ツイートを見られた方から、「裾合わせの手順も詳しく教えてほしい!」というお声いただいたので、この記事では着物の裾合わせの手順を、細かいコツを交えながらご説明したいと思います!
すなお
着付けの土台となる部分なので、着付け初心者さんには特に読んでいただきたい内容です。
- 裾がずり落ちてきて困っている人
- 裾の長さの目安がイマイチよくわからない人
- 美しい裾合わせのやり方を習得したい人
- 着崩れせずに1日を過ごしたい人
もくじ
①衿の先を左右合わせる
体の前で、左右の衿先を合わせましょう。
衿の先端から一手幅(手のひらを広げたときの長さ)上を持ちます。
左右の衿をぴったり合わせたら、片手で持ちます。(どちらの手でもOK)
②背縫いを持つ
もう片方の手で、背縫いを持ちます。
③両手を持ち上げて長さを調整する
衿を持っている手と背縫いを持っている手を体の中心にセットします。
長さの目安は、着物の裾全体が床にすれる程度。
長さが決まったら、衿を持っている手を前に引きます。
背縫いを持っている手は放してください。
④左右の衿を、両手に振り分ける
左手は左の裾を、右手は右の裾を持ちます。
⑤左の裾(上前)を合わせる
まず、左の裾を合わせます。
左の裾を合わせるときの3つのポイント
たるみを取るために、右手を右方向に引っぱります。
⑥右の裾(下前)を合わせる
右の裾を合わせるときのポイントも3つ!
左の裾のときは「足の甲に触れる長さ」にしましたが、今度は「触れない」長さ!
着付けが終わったとき、内側の裾がはみ出るのを防ぐために、ここで少し短めにします。
裾の先が床から15cmぐらいになるように持ち上げます。
全体を上げてしまうと、歩いたときに襦袢や素足が見えてしまうので注意!
おくみ線より先だけを持ち上げるとGoodです。
このとき左手が上がりがちなので注意!
床スレスレの長さを意識しましょう。
⑦左の裾を戻す
左の裾を、先ほど合わせた位置に戻します。
⑧腰に右手を当てて、左手で腰紐を持つ
⑨腰ひもを右手部分にあてる
右手で押さえていたところに、腰ひもをあてます。
腰紐を、右手で押さえて・・・
ぐるっと一周します!
できあがり
胴を2周したら、横か、後ろ側でちょうちょ結びにして完成♪
着物を羽織るところからの一連の流れが見たい方は👉初心者向け|着付け講師が教える着物のカンタンな着付け手順まとめをご覧ください!
まとめ
- 着崩れしない
- 裾が床にずらないので汚れにくい
- ワンランク上の着物姿になる
- 裾合わせを何度もやり直さなくていいので着付け時間が短縮できる
長くなりましたが、裾合わせがしっかりできたら着崩れに困ることは無くなります!
ぜひ、この記事を見ながら練習してみてくださいね♪
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