- 「長襦袢をきると襟元がパカパカする」
- 「どうしても衣紋がつまってきて、うまく着ることができない」
実際に教室に来られる生徒さんの過半数がこういった悩みを抱えています。
そう・・・着物を着たときの「襟元」ってすごく気になるんですよね!
以前Twitterでとったアンケートでも、着物ユーザーは「襟元をかなり気にしている」ことが分かっています。
https://twitter.com/kimonosunao/status/1039282037784363008
※630名の方、アンケートご回答ありがとうございました
「着付けをするとき一番気になるのはどこですか?」と質問に対して、630人のうち37%が「衿合わせ」、28%が「衣紋」と回答。
どちらも「襟元」のお悩みです。つまり、65%の方が悩んでいるということか・・・!
「襟元」の悩みですが、実は・・・長襦袢をうまく着ることさえできたら、すべて解決できちゃうんです♪
ということで、この記事では、65%もの着物ユーザーさんの悩みの種「衿合わせ」「衣紋」の問題をいっぺんに解決しちゃいます!
そして、今回はコーリンベルトを使わない方法を解説。
以前したツイート
https://twitter.com/kimonosunao/status/1039070126199398401
【衿芯なし!長襦袢を腰紐一本で仕上げる方法】
- ①衿の縫い目を左右合わせる
- ②片手は背縫いを持ち後ろに倒す
- ③右衿をきめる
※前に引かず横にずらす- ④左衿をかぶせる
※前に引かず横に- ⑤紐の真ん中をみぞおちに当てる
※できるだけ上で- ⑥後ろでクロス、横にきたら引き締める
この内容より、さらに詳しい着付けの本には載っていないような効率的で理にかなった長襦袢の着方を公開しちゃいますね~!
- 衣紋が詰まって気になる人
- 衿合わせがうまくいかずにストレスを感じている人
- 襟元が浮いてきて着心地が悪い人
- コーリンベルトは肩がこるから、できれば使いたくない人
- コーリンベルトを買おうか悩んでいる人
- 特殊な道具類を使わない、基本の着付けを学びたい人
すなお
襟元がキレイになるコーリンベルトを使わない長襦袢の着付けのコツ
①長襦袢を羽織る
コーリンベルトを使わなくても、衣紋や前の衿合わせは美しくきまります。
②衿と背縫いを持ってうしろに倒す
衿を、左右くっつけて持ちます。
ポイントは、左右同じ高さのところを持つこと。
同じ高さにするには、「衿芯をいれるところ」を目印にするとわかりやすいよ。
真っすぐ前を向いて、鼻の延長線上を意識して持ちます。
背中心の合わせ方については着物や浴衣の「ズレる背中心」をピッタリ合わせる着付けの方法をご覧くださいませ。
うしろにガバっと引いて衣紋を抜きましょう🎵
「やりすぎかも?」って少し不安になるくらい大胆でok(笑)
どうせ後で詰まってくるので!
③衿を合わせる
まずは右衿を合わせます。
前に引っぱらないこと!!
せっかく抜いた衣紋がつぶれないように、「前ではなく横に」ずらすようにします。
そして、右衿の角度を決めます。
次に左衿をかぶせますが、同様に角度を決めます!
喉のくぼみは、触ってみたらわかります(^_^)
④紐をみぞおちの高さで結ぶ
合わせた衿が動かないように衿もとを押さえて、もう片方の手で紐を取りましょう。
紐の真ん中をみぞおちに当てます。できる限り上で結んでね。
紐は後ろで交差させて、体の横まで持って来たら引き締める!
ぎゅ~(^^)/
あんまりきつく締めると後で苦しくなっちゃうから、人差し指の第一関節が入るぐらいの余裕を持たせるとGOOD!
紐を結んで端を引っ掛けましょう
⑤背中のシワを取る
必ず背中にはシワができます。
これをキレイにしたら完成です。
→背中のシワを一瞬でキレイにするコツにて詳しく解説しています。
長襦袢を着る一連の流れが見たい方は👉初心者向け|着付け講師が教える長襦袢のシンプルな着付け手順まとめをご覧ください!
まとめ
美しい着物姿は、美しい長襦袢の着付けがあってこそ成り立ちます!
特殊な道具を使わずに腰紐一本で仕上げることができたら、着付けの時間は大幅短縮!一日中楽に過ごせますよ♪
- 衣紋がかっこよく抜ける
- 襟元の着崩れとは無縁になる
- 着物を着ていてもラクだから、着物でお出かけするハードルが下がる
- 支度が早くなる
- 衿が体にぴったり沿うから、着物を着ていて気持ちいい
一番気になる「襟元」に自信が持てるようになったら、あなたも着物上級者♪
すぐに実践できる内容なので、この記事を見ながら練習していただけると嬉しいです。
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