すなお本が出版されました

【動画あり】裾すぼまりにする着付け! 着物の裾の広がりを抑えるコツ

 

すなお

着物を着たときのシルエットが気に入らない・・・

そんなときはありませんか?

実は、いくつかの着付けのポイントを押さえるだけで、簡単に美しいシルエットが手に入ります。

着物を着て太って見えるどころか、逆に気になる体型をカバーできちゃうのが着付けのいいところ。

そして、体型カバーのコツの一つが「裾すぼまり」です!

Twitterでも、体型カバーのコツや裾周りのお悩みをよくいただきます。

なので以前こんなツイートをしました。

https://twitter.com/kimonosunao/status/1034576920082493440

下前が上がってくるのを防ぐ簡単テクをご紹介💕

  1. 腰紐すぐ下で、右手で上前を押さえる
  2. 身八つ口から左手を入れ腰紐すぐ上で下前を持ち
  3. 上ではなく後ろ側にひっぱる。くしゃっとなっていたら後ろに伸ばしきる

※下前は床から15cm上くらい
上げすぎたら歩くと襦袢が見えちゃう

 

着物の裾を、鉛筆の先のようにするやり方をツイートしたのですが、もっと詳しく知りたい!・・・というリクエストをいただいたので、この記事では、「裾すぼまり」にする着付けのコツをわかりやすくお伝えします。

 

この記事を読むべき人
  • 着物を着ると太ってみえるのが嫌な人
  • 着物姿のシルエットをキレイに見せたい人
  • 後ろ姿も素敵になりたい人
  • 着付けが上達したい人
  • お気に入りの着物を着こなしたい人

動画でチェックする

裾すぼまりにする手順

裾が鉛筆の先のようにきゅっとすぼまっていると、それだけで後ろ姿が美しくなります。

裾すぼまりにするチャンスは一回だけ!

それは、『腰紐を結んだあと』です。

すなお

腰紐を結んだあとの絶好の機会を逃すと、裾すぼまりにできなくなっちゃうよ。

 

①腰紐を結ぶ

 

すなお

まずはいつも通りに腰紐を結んでね。

 

裾の長さを決めます。

後ろから見るとこんな感じ。

裾のラインが並行になっているので、下半身が寸胴に・・・

 

ここからが勝負です!

 

②右手で腰紐のすぐ下を持って固定する

上に重なっている布の端の部分(上前)を、右手で持って固定します。

前の裾が動かないようにしっかり押さえててね!

 

③左脇から左手を入れる

左脇にある穴(みやつ口)から左手を入れます。

右衿をたどって、できるだけ下(腰紐のすぐ上あたり)を掴みましょう!

 

④左手で右衿の延長線上を持って後ろに引っぱる

「裾すぼまり」にする最重要ポイント!

左手を後ろ側に引っぱります。

※わかりやすいように左側に被るはずの着物を剥がして写真を撮ってます

 

きゅきゅきゅ~っと後ろ側に引っぱると・・・

 

裾がすぼまっていくのです~♪

 

どこまで引っぱればいいの?

というと…

八掛(はっかけ)に注目!

真後ろから見たとき、八掛が『細長い二等辺三角形』になるとかっこいいですよ。

 

悪い例と良い例

悪い例①上に引っぱる

ここで、悪い例も合わせてご紹介します。

このように、上にひっぱってしまうと・・・

 

※わかりやすいように左側に被るはずの着物を剥がして写真を撮ってます

 

下に隠れる布(下前)に余計なシワができます。

さらに下前が短いと、歩いたときに素足が丸見えになってしまうことがあるんです…!

 

すなお

歩いた姿もおしとやかになりたいですね♪

必ず、上にひっぱるのではなく、後ろにひっぱりましょう(^^)/

 

悪い例②ダブつきができる

このように、くしゅっと布溜まりができていたら、おはしょりが膨らんでしまう原因になります。

こうなった場合は、後ろに伸ばしてあげましょう♪

 

すなお

これでスッキリ♪

良い形の2つのポイント

 

 

  • 裾は足袋にギリギリ触れない長さ
  • かかとより後ろにかけて裾が上がっていく

この2点を意識してみてね!

着物を羽織るところからの一連の流れが見たい方は👉初心者向け|着付け講師が教える着物のカンタンな着付け手順まとめをご覧ください!

初心者向け|着付け講師が教える着物のカンタンな着付け手順まとめ

まとめ

このテクニックを身につけると…
  • 美しいシルエットが手に入る
  • 細みえする
  • 後ろ姿が素敵になる
  • 歩いたときに襦袢や素足が見えるなんて失態はなくなる
  • キレイな色の八掛が出るから着物がより素敵に見える

 

着物の後ろ姿って、結構見られています。

この記事を参考にしていただいて、360°かっこいい着物姿でお出かけを楽しんでください♪