「お太鼓以外のレパートリーがほしい!」
「かわいい結びかたがあれば知りたい!」
と、Twitterや教室の生徒さんからよく言われます(^^)/
https://twitter.com/kimonosunao/status/1055314821153882112
このツイートでは名古屋帯でできるふくら雀をご紹介したのですが、「やりかたを詳しく教えてほしい」というリクエストをたくさんいただいたので、写真をたくさん使って解説したいと思います!
着物初心者さんが見てもできるように、簡単な方法でわかりやすくご説明しますね(^^)/
今回ご紹介する方法は、前で結んでから後ろに回す方法です。三重紐などの特殊な道具も一切使いません。
細かく説明しているので、少し長くなりますが、やってみたら案外簡単なので、ぜひ実践してみてください!
- お太鼓以外のレパートリーを増やしたい人
- 古典的な着物が好きな人
- 変わり結びをマスターしたい人
- 自分でいろんな帯の結びかたができるようになりたい人
- 着付け技術を磨きたい人
- 着物をきて、お出かけしたい人
- 華やかな着物姿になりたい人
- 後ろ姿も可愛くなりたい人
- 三重紐などの特殊な道具を使わずに手軽に結びたい人
完成形
すなお
もくじ
①はじめにー準備事項
まずは画像のような状態まで進めてください。
ここまでの手順は、▶【帯を結ぶまでの基本】前結びのやりかたにて解説しています。
②手先の根元を広げる
まずは、肩にかけていた手先を落として根元をしっかり広げてください。
③手先を折って羽根になる部分を確保する
手先で羽根をつくっていきます。
④手先で三ツ山ヒダをつくる
山を3つつくって、ゴムでとめましょう。
三ツ山ヒダの作り方は▶振袖・浴衣に大活躍! 帯結びの基本「三ツ山ヒダ」のコツをご覧ください。
⑤たれの根元で羽根になる部分を確保する
こんどは反対側の羽根をつくります。
これが左の羽根になります。
⑥たれの根元で三ツ山ヒダをつくる
三ツ山ヒダをとります。
⑦左右の羽根を紐で固定する
左右の羽根が動かないようにするために、紐を当てて後ろで結びます。
紐は、胴に巻いた帯の上にくるように結びましょう。
最後に帯の中に入れちゃいます。
⑧箱ヒダをとる
帯をたたみながら箱ヒダをとっていきます。
箱ヒダとは、ひだ山が左右突き合わせになった、箱のような形のひだのこと。
スカートのナミナミのボックスプリーツのこと。
そして後ろで紐を結びましょう!
⑨帯枕と帯揚げを当てる
羽根をぐいっともちあげるように、帯枕を当てます。
帯枕と帯揚げをうしろに回すときには、羽根を下から避けるようにしてください。
⓾帯締めを締める
あとは帯締めをするだけ!
たれの内側に帯締めをいれます。
ここからは帯締めはほっといて、帯をすーっと持ち上げていきます!
上まで持ち上げられたら、帯締めを後ろに回して仮結びしておきます。
帯締めを締めたら大まかな形は完成!
⑪仕上げに、羽根をまるく広げる
左右の羽根を広げましょう。
「ふくら雀」の名の通り、ふっくら可愛い形になりました(^^)/
できあがり
そんな人には、▶後ろの帯が下がらない超簡単な前結びの方法を合わせてご覧ください。
まとめ
- いつもと違った後ろ姿になれる
- 帯に注目される
- 着物姿が一層華やかになる
- お正月やお出かけなど、華やかな装いに活躍する
- 三重紐などの特殊な道具を使わずに手軽に変わり結びができる
古典的でとてもかわいい「ふくら雀」
名古屋帯なら気軽に楽しめますので、ぜひ練習してみてくださいね♪