浴衣や着物には帯がつきもの。ただし、帯は背中側…見えない箇所の着付けになるので慣れないうちは結構難しい。
そんな時には前結びがオススメ!
「前で結んで形を整えてから、グルっとうしろに回す」
この方法だと、しっかり確認しながら帯結びができてしまいます!
実際簡単ですし、初心者でもキレイな帯を作ることができますよ。
ただ…
- 背中の帯が下がってきた…
- 伊達締めが見えてた…
といった困りの声を聞くこともかなり多いんです…
そこで前にこんなツイートをしました。
https://twitter.com/kimonosunao/status/1027384387598336000
【カッコいい浴衣姿にするコツ】
帯を締めて後ろに回すとき 両手で回すと思うけど、 右手は上へ上へと 上げるように意識して回してみて!
それだけで 背中の帯結びが高い位置になって 物凄くキマるから。
簡単に言ってしまえば、浴衣は帯結びが高ければキマる!ってことなのですが、今見返すと少し分かり辛い…
ということで、この記事では後ろの帯が下がるのを防ぎながら、高い位置で帯を締める方法を分かりやすく解説します。
- 浴衣デートなどで綺麗な後ろ姿を見せたい人
- 帯が下がることにストレスを感じている人
- 変わり結びを自分ひとりでやってみたい人
すなお
もくじ
帯結びで知っておくべき基礎知識
帯結びをする上で最初に知っていただきたい基本知識が2つあります。
知っていらっしゃる方は、飛ばしていただいて結構です。
そもそも前結びって何?
前結びは、帯を前で結んでからうしろに回すこと。
ちなみに浴衣の着付けはほとんど前結びです♪
理想の帯の高さってどのあたり?
左が悪い例、右が良い例です。
横から見るとこんな感じです。
ちなみに角度で比較すると一目瞭然です。
実は、帯の位置は年齢をあらわします。
高すぎると幼く、低すぎると老けてみえるんです。
ただ、「オトナだから」「年配だから]といって背中の帯結びを低くする必要は無し。
帯は前より後ろが上がっているほうが断然かっこいいです。
前結びした帯を後ろに回す基本的な流れ
帯の回し方にも、いくつかの方法があるのですが、ここでは基本の回し方をご紹介します。
帯の作り方の記事も執筆予定です。
写真のように、伊達締めと帯のあいだに指をいれながら、2か所をしっかりと持ってください。
着物のズレを修正するために遊びを作ります。
着物の帯が下がるのを防ぐための2ステップ
ここからが本題です。
普通に帯を回すだけだと、背中の帯が下がって伊達締めが見えてしまいます。
この白い部分は、あまり目に見せたくないのです…。
伊達締めとは
衿合わせを安定させ、おはしょりの底をまっすぐに整えるための薄い帯。
機能性重視、シンプルなもの多し。
ご安心くださいませ。私、すなおがとっておきの帯が下がりにくくなる方法をお伝えします。
右手を高くあげるようにななめに回すだけ
この方法は意外と知られていないのですが、とっても簡単です。
後ろに回す時に…
右手を高く挙げるように斜めに回すだけ!
たったこれだけで、伊達締めが見えなくなりました。
背中のダブつき、シワをとって仕上げる
ここまできたら、せっかくなので最高の後ろ姿を作りましょう。
ワンランク上の着物姿とは、このような細かい手入れを丁寧に行っているものです。
これで完成!
この2つのコツは、浴衣の前結びだけでなく、名古屋帯や袋帯の変わり結びでも応用できます。
(写真は名古屋帯)
帯を結ぶまでの工程は、▶【帯結びの基本】前結びのやりかた。で解説しています。
まとめ
帯の位置で着物の美しさが決まってしまう…。
言い換えると、帯の位置さえ魅力的であればそれなりに着付けが上手な人に見られます笑
- 後ろ姿でドキッとさせられるかも?
- 前から見た時にキレイであっても、伊達締めが見えてたら台無し・・・そんな失態とは無縁に
- 着物を着ると老けて見える。そんな悩みが解消
- 着付けに自信がなかった人でも、キレイな出来栄えになるからお出かけが楽しくなる
- 前結びだといろんな変わり結びができるから、レパートリーが増える
これらのメリットがあります。
自分では結べないと思っていた可愛い変わり結びも、前で結べば簡単なのでどんどんチャレンジしてみてください。
Twitterでも活発に情報発信をしていますので、フォロー&リツイートよろしくお願いいたします♪
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