浴衣で一番定番な帯結びは「お文庫」ですよね。
理想のお文庫についてのツイート
https://twitter.com/kimonosunao/status/1027766664144642049
【お文庫結び】
かつては武家女性の結び方でした。
お文庫とは、文箱のこと。
大切なものを入れていた箱の形が、名前の由来です。
だから、お文庫結びをするときは箱のように立体的につくりましょ。
より一層かわいくなるよ。
- 「お文庫がうまく立ち上がらない」
- 「お文庫のコツが知りたい」
と、教室の生徒さんからよく相談されるのですが、実は「三ツ山ヒダ」さえできれば上手になるんです!
また、振袖の変わり結びにも「三ツ山ヒダ」は必須。
立て矢結び、ふくら雀、お文庫・・・すべて「三ツ山ヒダ」を使った帯結びなんです。
名古屋帯を使った変わり結びも大人気ですが、もちろんこちらも「三ツ山ヒダ」を使っています。
https://twitter.com/kimonosunao/status/1055314821153882112
ということで、この記事では帯結びの基本中の基本「三ツ山ヒダ」のコツを、誰でもマスターできるようにわかりやすくご説明します!
- 変わり結びをキレイに仕上げたい人
- 半幅帯を格好良く締めたい人
- 帯結びの基本を学びたい人
- 帯を傷めたくない人
- 帯結びのレパートリーを増やしたい人
- お気に入りの帯を可愛く、格好よく結びたい人
①帯幅をキレイに半分に折る
この羽根になる部分で三ツ山ヒダを作っていきます。
帯の幅を半分にしました。
②3つの山の高さを揃える
均等な山が三つできました。
③端まで布目を通す
羽根の根元で3つの山をつくったら、必ず端まで綺麗にたたみます。
すなお
あとで羽根を丸くするために大切なひと手間です!
しっかり布目を通しましょう。
④裏に重なる部分も一緒に折る
三つ山ヒダをつくって、裏返してみると、こんな風になっているのが理想です。
必ず、内側にくる部分も一緒にたたんでください。
どういうことかというと…悪い例をご紹介します。
裏返しても美しくなるように内側も一緒にたたみましょう。
⑤根元をゴムなどで固定する
ここからは、変わり結びで必要な工程です。
半幅帯の場合は飛ばしてくださいね~
ゴムなどを使って、「根元で」固定するのがポイントです。
根元からズレると、羽根がグラグラします。
根元で固定すれば羽根は動きにくくなります。
これでできあがり!
このテクニックを使った結びかた「ふくら雀」を名古屋帯でつくるやりかた
まとめ
- 変わり結びの仕上がりが劇的に良くなる
- 半幅帯のお文庫が格好良く決まる
- 帯が痛まない
三つ山ヒダは、変わり結びや半幅帯、どんな結びかたでも重宝します!
基本をしっかり学んでおけば、美しい帯結びになるのでぜひ練習してみてくださいね♪