粋な帯結びの代表格、『銀座結び』!
教室でもツイッターでも不動の人気を誇ります。
そんななか、以前こんなご相談をいただきました。
ご質問ありがとうございます!
今から写真撮ります!
今夜、写真付き解説を投稿いたしますので
いましばらくお待ちください💕 #peing #質問箱 https://t.co/Llg8ejtC2v— すなお👘@育児しながら着付け教室 (@kimonosunao) 2018年10月12日
回答したツイート
【銀座結びのやりかた】
①お太鼓結びの手順で枕をのせる直前までやる(後述)
②てを外側に折り返し仮紐でおさえる
③帯揚げをかけてピンと張る
④帯揚げを背中の上にのせる
⑤さっきの仮紐をとる
⑥とった仮紐でたれをつくり固定
⑦輪に帯締めをいれる
⑧帯締めごと内側に折りあげて結ぶ pic.twitter.com/IKN8uO6JUI— すなお@育児しながら着付け教室 (@kimonosunao) 2018年10月12日
このように、銀座結びのやりかたを簡単にご紹介したのですが、「もっと詳しく教えてほしい!」というお声を沢山いただいたので、この記事では銀座結びのやりかたとコツを着物初心者さんにもわかりやすく解説したいと思います!
すなお
銀座結びって憧れるけど…難しそうだと思っていませんか?
実は、とても簡単にできるんです。
- お太鼓以外のレパートリーを増やしたい人
- 粋になりたい人
- アンティーク着物が好きな人
- 大正ロマンが好きな人
- 短い帯を持て余している人
もくじ
①はじめにー準備事項
まずは画像のような状態まで進めてください。
ここまでの手順は▶ねじらないお太鼓!帯を傷めずに後ろでキレイに締めるコツにて解説しています。
②手先を折り返して仮紐で固定する
手先を背中に当てます。
それから、手先を仮紐で固定しましょう。
③たれを広げる
おしりのあたりで、たれの幅を広げます。
④たれの内側に紐を入れる
この紐は、帯枕の役割なのでしっかり結びましょう(^-^)
帯をピンと張ります。
紐を背中にのせます。
紐を隠すために、帯揚げもかけますよ~。
ここでプチアドバイス!
紐をかける位置はおしりあたりが基準、と先ほどご説明しました。
ただ、この白い線よりも高い位置にすると羽が立ち上がるので、ぽってりとした形になります。
低い位置にすると、羽根が立ち上がらないので、スッキリした形になります。
お好みで加減してみてくださいね(^-^)
⑤仮紐をはずして手先を起こす
仮紐をとります。(この仮紐はあとで使います)
手先の下側を体から離します。
しっかり起こすと、横から見たとき格好よくなりますよ♪
⑥仮紐でたれを固定する
たれ先は、おしりの一番高い部分がベストポジション!
たれ先から人差し指の長さくらい上に仮紐を当てて前で結んでください。
仮紐は、胴に巻いた帯の下にくるようにしましょう。
⑦帯の中に帯締めを入れる
⑧人差し指の幅で折りあげていく
帯ごと帯締めをはさんで持って
内側に折り曲げていきます。
幅の目安は人差し指の長さです。
くるくる巻き上げて・・・
仮紐のところまできたら帯締めを前に持ってきて
帯締めをしたら完成!
できあがり
帯のかたさや長さによって形がかわるのも、銀座結びの魅力!
袋帯でも手順はおなじ。
名古屋帯よりも⑧で巻き上げる分量が多くなるのでボリュームが出ます。
お太鼓ができないぐらい短い帯でも銀座結びならこの通り!
(⑧で巻き上げず、帯締めを持ち上げるだけ♪)
まとめ
- 帯枕を使わないから気楽に締められる
- 形が正方形じゃないので微調整がラク
- 短い帯が活躍する
- 粋な着物姿になれる
いつもと違う雰囲気になれる銀座結び。
格好よく締めて、お出かけを楽しんでくださいね!